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イベントレポート
2016.02.02
ヴァンサン・ダヴィッド サクソフォンリサイタル
イベントレポート
驚異のソロイスト ヴァンサン・ダヴィッド
久々のジャパンツアー
ソロ・サクソフォン奏者として世界各地で活躍している孤高の天才 ヴァンサン・ダヴィッドが来日し、各地の音楽大学でのマスタークラス、またリサイタルを行った。
マスタークラスは1月11日の岡山/くらしき作陽大学を皮切りに、13日・大阪/三木楽器、15日・東京/国立音楽大学、16日・神奈川/洗足学園大学、 19日・神奈川/昭和音楽大学で開催され、受講生と活発に対話しながら、また自ら演奏してみせて、精力的な指導を行った。
また、18日には昭和音楽大学の「ゆりホール」で、ピアノの松浦真沙さんとの共演でリサイタルを行った。
プログラムは、先ごろ亡くなったばかりの巨匠ピエール・ブーレーズの「2つの影の対話」(独奏とコンピュータプログラムによる)、そしてべリオ「セクエン ツァZb」、ラヴェルのヴァイオリン曲をアレンジした「ツィガーヌ」など数々の難曲や、かと思うと超王道レパートリーのドビュッシー「ラプソディ」、そし て自作の「パルス」(プロジェクターの画像とシンクロ)、「シラージュ」まで、まさに他の追随を許さぬオリジナリティあふれるもので、それらのすべてが完璧に、かつ音楽的に演奏された。
圧巻の演奏とはこのことかと、詰めかけた多くのサクソフォン・ファンや音大生、プロ奏者たちも一様に感嘆していた。
【使用楽器】
H.SELMER Soprano Saxophone S/III GP W/E
マウスピース : H.SELMER CONCEPT
H.SELMER Alto Saxophone S/III GP W/E
マウスピース : H.SELMER Soloist