先頃新発売されたB♭クラリネット用リード「V12」3½+、E♭クラリネット用リード「V12」各種、バス・クラリネット用マウスピース「B50」の音を実際に体感してもらおうというイベントが、1月29日、東京・アクタスで開かれた。
出演したのは東京都交響楽団首席クラリネット奏者の三界秀実氏(セルマー・パリ社B♭クラリネット「レシタル」およびバックン社バレルおよびベルを使 用)、東京佼成ウインドオーケストラのバス・クラリネット奏者でE♭クラリネットの名手でもある有馬理絵氏(セルマー・パリ社E♭およびバス・クラリネッ ト)、そして昨年、天才クラリネット奏者ジュリアン・ブリス氏との共演で好評を博した小池亜季氏(ピアノ)という豪華な顔ぶれ。
まず最初に三界氏が、人気のV12リードに3½+が新たに加わって硬さのポイントがより鮮明になったことを説明してから、フィンズィーの「5つのバガテル」から3曲を演奏。V12ならではの、艶やかで腰のしっかりした響きを堪能させてくれた。
次に、同じV12リードにE♭(2½〜4½)が登場したことを有馬氏から説明されて、カステルヌォーヴォ=テデスコの「海のささやき」(オリジナルはギター曲)を聞かせ、続いてバス・クラリネットの新しいマウスピース「B50」を紹介。
この「B50」は、これまでのバンドーレン社バス・クラリネット用マウスピースの中ではオープニングが最も大きく、やわらかめのリードで吹いても豊かに響くのが魅力だが、有馬氏はシューベルトの傑作「アルペッジョーネ・ソナタ」を見事に聞かせ、聴衆の関心を引いていた。
そして最後に、三界氏(B♭クラリネット)と有馬氏(バス・クラリネット)、小池氏の3人でグリンカの「三重奏曲」(オリジナルはB♭クラリ ネットとファゴット、ピアノのための)を演奏し、それぞれのアクセサリーならではの音を生かし合ったアンサンブルで楽しませてくれた。
<写真提供:ザ・クラリネット>




